短時間型のバルビツール酸系催眠薬としては2個、
ペントバルビタールとセコバルビタールがあります。
それから、薬剤師国家試験に向けての受験勉強は一般に、いつ
頃から始めるべきなのでしょうか?
この記事では、薬学生の皆さんが受験勉強をそろそろっと始め
る時期についてもお話をしていきます。
目次
ペントバルビタールとセコバルビタールの出題履歴
ペントバルビタールとセコバルビタールは、過去の第90~100
回の本試験でそれぞれ1度ずつ、出題されています。
要は11回分の本試験で両方とも1度しか出題されていない訳で、
出題頻度的には
あまりケアすべき医薬品ではないですが、大きく催眠薬という
くくりで見ておいてほしいです。
92回(2007年)問124 ペントバルビタール 出題分野: 薬理学
ペントバルビタールは本試験90~100回で1度だけ、92回の
問124で、薬理学の科目で出題されています。
ペントバルビタールについては、類題と臨床上での実用性等
について、下記の記事で説明してあります。
93回(2008年)問234 セコバルビタール 出題分野: 病態・薬物治療 予想正答率: 50%以上
一方、セコバルビタールについては1度だけ93回の問234で、
病態・薬物治療の分野で出題されています。
類題として示すと、
「セコバルビタールナトリウムとブプレノルフィン塩酸塩は、
共に第一種向精神薬でない。○かXか?」
という感じです。
薬剤師国家試験に向けての受験勉強を元薬学生達が始めていた時期
薬学生の皆さんは、6年生になっていつ頃から国家試験対策の
受験勉強を始める予定でしょうか?
勿論、その時期は大学毎や個人によって異なるのですが、ここ
では一般的に推奨される時期と、
その考え方についてお伝えしておきます。具体的な時期につい
ては、結論から先に言うと、
早ければ早いほど良い
となります。薬剤師国家試験の他にも
- 病院・薬局での実務実習
- 就職活動(就活)
- 卒業論文の作成(卒業研究の発表)
- 卒業試験(卒試)
等のイベントが多くて薬学生の皆さんが大変に多忙なのは分か
りますが、
色んな人のケースを広くリサーチしてみて、例えば、万全の状
態で余裕で合格したような人は
6年生の2~3月あたり、つまり本試験の1年位前から始めていた
りしました。
そして春からという場合の他に、夏休み頃からという人も普通
にいて、秋になって
9月以降になってからだと、けっこう残り時間で、本試験で合格
基準点に達するレベルまで
得点力を上げられるか?は微妙です。10月、11月以降になると
更にその傾向が強くなり、
年明けから等となると、かなり切羽詰まった感じのスケジュー
ルになることが分かりました。
以上を大きくまとめると、
9月以降に始めたりすると体力的に、そして精神的にもきつい展
開になり易く、薬学生の皆さんにお勧めする
としたら8月中までに過去問の演習(主に読解する作業)を1巡
目だけ終えておくくらいのペースが比較的に安全で良い
という結果になりました。
因みに、薬剤師国家試験に限らずにどんな国家試験であっても
受験勉強の過程では
いつ・何を・どうする?
という、タイミングを含めた方法論(ノウハウ)がまずは最も
大切であり、
大学等を経由して購入した教材を使ってやみくもに勉強を始め
れば良いという訳ではありません。
薬剤師国家試験の受験対策で一般的に、いつくらいまでに、何
の教材を使って、どんな作業をするべきなのか?
適切なペースメイキングの内容を知りたい人は、↓ の記事を
ご参照下さい。
つまり、何かと忙しくて、精一杯やるべきことを日常でその都
度していて、
国試対策の勉強を始める時期がなんだかんだで先延ばしになっ
てしまった…
という展開は避けた方が良いです。過去に合格された皆さんの
感想や意見等を見てきて、
例えば、年末近くになって慌てて始めるとかも、カオスになる
だけなのでやめましょうという感じです。
たとえもし、皆さんがそれぞれに所属している大学内の空気に
“ゆとり感” みたいなモノがあったとしても、
それに流されてはいけません。国家試験は毎年1回2日間だけ、
期日通りに厳然と待ったなしで施行されます。
(by 厚生労働省)
仮の話ですが、就職や進学等、卒業後のイベントを考慮すると、
絶対に1度で合格しておかないとマズイのに、
その大切で、膨大な内容量がある薬剤師国家試験に、あなたは
たったの3~4ヶ月程度の受験勉強で確実に合格できる自信が果
たして、どのくらいあるでしょうか?
自問して考えてみて下さい。そして、1点差に泣いて浪人する人
達も毎回、実際に存在するのです。
以上のようなデータを参考にして、ご自身はいつ頃から国家試
験に向けて受験勉強を始めるのか?
具体的に検討されてみて下さい。当サイトの見解としては、
「6年生になっていたら、すぐにでも!」
という感じです。
過去問の類題の正解と解説
セコバルビタール(商品名は注射用アイオナールナトリウム)
は第一種向精神薬であり、
ブプレノルフィン(商品名はレペタン・ザルバン・ノルスパン)
は第二種向精神薬ですので、答えはXとなります。
いつもサイトを拝見しています
うちの大学は卒論はないのですが、これから6年生になるので、すぐに受験勉強を始めたいです
ガンバります!
お役に立てれば幸いです
受験勉強をしていく中で色んな問題に遭遇すると予想されますが、
困ったことがあったりしたら、いつでもお気軽に質問・相談をされて下さい
応援しています
頑張って下さい
うちの大学では5年の後期とかに受験勉強をもう始めてる意識高い系女子が多くて、、焦るです(;_;)
周りが頑張っていると、「自分もガンバらないと」って自然に思えますから
逆にチャンスですよ!! 周りがゆとり系だと、自身もまったりになっていきますからw
応援しています
人それぞれの部分だけど、やっぱり基本的には早く受験勉強を始めて合格ラインを超えておきたくはなる
でも、なかなか重い腰をみんな上げられない面もあって、夏以降にずれ込んだりも普通にある
だって勉強は辛いから誰にとっても。苦笑
夏以降に始めると、身近であんまり受かった人を見たことないけど… という怖い結論つきで。
そうですね
大学受験以来で、大学受験よりも、もっと大変な受験勉強になりますね
この関門を通らないとその後のキャリアが明るく拓けていかないので、
やるしかないですよね
頑張って下さい
先日からここのサイトを見るようになって、実は5年生の時から始めてる人がけっこういるって知って驚いてます
私はこれから6年になるので、すぐに始めますね ガンバります!
8月中に、過去問の一巡目を終わらせる(読解)と書かれていましたが、フエーズ2を終わらせるということでしょうか?
ペースメイキングの目処は記事中に書いてある内容の通りです
夏休みが明けるまでは、受験勉強の過程で一つの大きな区切りになるとお考え下さい
大凡の目安ですが、演習の1周目までを終えられていたら、かなり精神的に楽に9月を迎えられます
頑張って下さい