薬剤師が転職や再就職の活動の際に抱えてる2つの悩みと解決方法
薬学部では2006年に旧4年制に代わって6年制の課程が始まり、2012年から6年制
課程の卒業者用の新しい薬剤師国家試験が実施されてきました。それに伴って近年
では薬剤師の職場は例えば調剤薬局やドラッグストアと病院に製薬会社などと多岐
に渡り、職能域が拡大されてきています。当サイトの編集部では働く薬剤師の方達
を支援する目的で今までにインタビューの機会を数多くもうけてきました。仕事や
家庭での様子とキャリアの見通しなどについてケーススタディを続けてきました。
当サイトでは国家試験の受験勉強をしていた薬学生時代からの読者の方達を含めて
薬剤師の皆さんの転職や再就職の活動で役に立つ情報を色々と配信していきます。
現役の薬剤師2名(村上勇樹・中村明美)とキャリアコンサルタント2名(本間寛之
・山岡優子)が対話形式でナレーションを担当しながらコンテンツを展開します。
薬剤師の皆さんが転職や再就職の活動の中で悩みや焦り、不安、怖さ、苦しさなど
から早く抜け出して、満足度が高い結果を手にできるように応援させて頂きます。
目次
薬剤師の転職活動でのよくある悩み
多くの薬剤師の方達は実際に転職をすべきかどうか?で悩んでいらっしゃいます。
その問題を実際にどのように解決すべきなのか?の方法を紹介します。転職を思い
つくということは、現在の生活のどこかに思い通りにいってない不満があり、それ
が原因で悩んでいることになります。そこでまずは皆さんの日常の中でどこに改善
したいと思える部分があるのか?をハッキリとさせましょう。仕事関係で納得でき
ないことがある方の場合には、一般に以下のうちのどれかということになります。
- 担当してる業務の内容
- 稼働する時間(夜勤や残業などを含む)
- 年間での休日の日数(有給休暇を含む)
- 勤務する場所(往復の通勤時間を含む)
- 給与(月給と賞与に各種の手当てなど)
- 職場での上司や同僚に部下との人間関係
- 産休と育休の条件(男性の場合を含む)
- 福利厚生の規定の内容
- コンプライアンスの体制
- 研修と引き継ぎの体制
- 今後のキャリア(昇進や昇給)の見通し
て、どうすべきか?について随分と独りで悩んでましたね
まずはそう考えた理由を整理することから始めましょう!
『本当に今の状況で私は転職をすべきなのでしょうか?』
という悩みを打ち明けられることが実は多いんですよね
最終的な答えは皆さんがご自身で出すしかないことです
人によってはいくつかの事柄に満足できていなくて複数のことが思い当たるという
ケースも普通にあります。また家庭でのことであれば家事や育児と介護などによる
労力的な負担が問題となっている場合が多いです。勿論、無理に転職をする必要は
全くありません。まずご自身の胸に手を当てて、これまでの生活を振り返ってみて
転職が思い浮かんだ理由は何であるか?を明確にする為に頭の中をゆっくりと整理
してみて下さい。それからその後に転職をすることでその不満な部分を変えられた
として、結果的に得られるメリットと、同時に発生すると予想されるデメリットが
何なのかを考えてみて下さい。過去に読者の方達に聞いてみたところ、メリットは
- 望むラインまで収入が増えたこと
- 不定休を土日祝休みにできたこと
- 希望通りの勤務時間にできたこと
- 残業の時間を大幅に減らせたこと
- 有給休暇を取りやすくなったこと
- 通勤時間を短くし楽になれたこと
- 福利厚生の条件が良くなったこと
- コンプラの体制が整っていること
- 教育や研修の体制が整ってること
- 産休と育休を得やすくなれたこと
- 保育所が併設してあり便利なこと
- 社宅や寮が完備されて便利なこと
- 車で通勤できるようになれたこと
- 煩しい人間関係を解消できたこと
- 以前よりもやりがいをもてたこと
- 昇進や昇給の見通しをもてたこと
- 無理な転勤をしないで済んだこと
- 経営の状況が良い職場であること
などがありました。その一方でそんなに何でも叶えられて完璧な環境はあり得ない
ので、これらのうちのどれかが整ってなくてデメリットになる可能性もあります。
例えば、最初に面接などで見学に訪れた際には雰囲気が良さそうな職場だと感じた
けど、実際に採用になって働き始めてみると実はわりとドロドロとした人間関係が
あったという報告も今までにありました。転職活動に限らず、物事は必ずトレード
オフですのでメリットとデメリットが必ず両方存在します。経営の状況や現場での
体制、雰囲気、人間関係、風通しの良さの具合いなどは多くの職場で実際に就業を
始めてみないと分からない部分です。事前には知ることが難しい不確かな要素で、
不安や怖さが生じることになります。従って、できる限り詳しく情報を集めながら
お目当ての就職先の職場をある程度しぼってみて下さい。そしてそこで仕事をした
場合に今の仕事と比較してメリットとデメリットがどうなるのか?を整理して想像
して下さい。最終的にメリットが明らかにデメリットより大きく、大変だけど転職
してみる価値があると判断でき、どうしても挑戦してみたいという結論になったら
転職の為の活動を始めれば良いのです。当然、色々と無理がかかる可能性があって
今はまだ本当に職場を変えるまでは必要ないかなと感じてやめる選択もアリです。
既婚の方のケースではご家族と相談も必要になるのでしっかりと検討して下さい。
前の職場と比べてみてメリットとデメリットのバランスは
どうなるか?を活動の前に想像してみることが大切です!
薬剤師の再就職活動のよくある悩み
薬剤師の方が再就職を希望する場合は育児や介護などの家庭の事情や、体調(病気
など)の問題があったりして休職していたブランクの期間があることが多いです。
それで、たとえ以前の仕事と同じ業種や職種にするにしてもブランクの影響ですぐ
職場に適応できるかどうか?を心配して不安を抱えているケースが多いです。また
医療の世界は日々技術が進歩して革新されていきます。ブランクの期間に例えば、
ご自身の知識がさびついてしまっていて新しい職場で通用しないのではないか?と
懸念される場合も多いです。それで『再就職する前に勉強しておくべきことはあり
ませんか?』という質問を読者の方達から沢山頂いてきました。再就職では以上の
2点について多くの方が悩みを抱えていらっしゃいます。そして再就職を希望する
方達は経済的な事情などがあってすぐに働くことを望まれてます。ブランクの期間
の影響や医薬品の知識の遅れは確かに採用先の人事担当者の方も気にはされます。
しかし適切な準備を事前にして皆さんが乗り超えていかれてることでもあります。
すぐに職場で順応してやっていけるだろうか?
自分の知識は古くなっていてもう通用しない?
などの心配をされていることが多いですが、
きちんと用意をしておけば大丈夫ですよ!
因みに知識の補強には臨床の現場で使われてる最新の医薬品を薬効群毎に解説して
いて便覧の形で便利に学べる、年度版の『今日の治療薬』が必須のバイブルです。
転職や再就職の活動の方法の選択肢
薬剤師の方達が転職や再就職をする方法としては以下のルートが一般にあります。
- 転職支援エージェントサイトを利用する方法
- 人材紹介会社・人材派遣会社を利用する方法
- ハローワーク(職業安定所)を利用する方法
- 薬局・病院・企業などのHPから応募する方法
- 新聞や折り込みの求人広告などを利用する方法
- 個人的なツテ(いわゆるコネ)を利用する方法
- 最寄の薬剤師会で求人情報を得て応募する方法
それぞれの方法についての概要を簡潔にまとめて分かりやすく解説しておきます。
人手が足りなくて募集されてる調剤薬局やドラッグストア
などでの仕事を紹介してもらう方法なんかもありますね!
わりと転職をしやすい業界と言われていますが、
基本的には人それぞれで取り組みやすい方法を
好きに選択して活動を開始すれば良いですね!
人材紹介会社・人材派遣会社
人材紹介会社や人材派遣会社は求職者である薬剤師の方達が登録をして求人情報を
紹介してもらう仕組みです。現在はこれらの企業が薬剤師に特化した転職サイトを
運営してるケースがあります。従って従来の人材紹介会社や人材派遣会社は薬剤師
用の転職サイトとほぼ同様の働きをしてくれると理解して下さい。ただ紹介や派遣
の会社では登録後に面談を経て仕事の案件を連絡してもらう流れになる場合が多い
です。ネット上で検索をかけて相談しやすい転職サイトより不便な面があります。
ハローワーク(職業安定所)
薬剤師の方がハローワークを利用するケースでは職業安定所に出されてる求人情報
を職員の方から紹介してもらう形になります。いくつかのデメリットがあります。
- 地域によっては薬剤師の求人情報が少ないこと
- 窓口の職員が薬剤師の業界をよく知らないこと
- 転職サイトと比べて魅力的な案件が少ないこと
- 希望に合った求人を自身で探す必要があること
- 職員による細かいサポートなどは望めないこと
- 求人票と実態が違いトラブルが起きやすいこと
- 待遇の条件に関して雇用主と交渉しにくいこと
薬局・病院・企業などのHP
興味があって就きたい仕事がある雇用主のHPを常時チェックしてなければいけない
手間はかかりますが、一本釣りの形で希望に合った求人情報にアクセスできます。
新聞や折り込みの求人広告等
昔ながらのアナログ感がある方法ですが、特に40代以上などの世代の薬剤師の方達
にはなじみが深いと言えます。ただ得られる求人情報の量が圧倒的に少ないです。
個人的なツテ(いわゆるコネ)
どんな業界でも日本では今もコネ社会である側面が残っていて、ある意味では最強
の就職方法です。でも恩義があるので辞退しにくいなどのデメリットがあります。
ツテで就職すると周りから色眼鏡で見られたり、仕事で思うように実績を出せない
場合には(陰口などの形で)批判を受けやすくなるという傾向もあったりします。
地元にある最寄りの薬剤師会
薬剤師の方達にとってはオーソドックスな求職の方法と言えますが、例えば家族で
引越しをした先で仕事を見つけたいケースでは登録の手間などの弱点があります。
また薬剤師会では基本的に雇用主が登録した求人情報を紹介してるだけです。専門
の職員が対応してくれたりはせず、ハローワークよりもサポート体制が弱いです。
転職支援エージェントサイト
転職や再就職の活動の経験があまり無い薬剤師の方達にとっては転職エージェント
サイトはなじみが殆ど無いと考えられます。有名な企業が15社前後あり、それぞれ
に強みや弱点があります。転職サイトを利用する場合は基本として担当者がついて
電話連絡や面談などで希望の条件を伝えて転職や再就職の活動を進めていきます。
焦らないで、メリットとデメリットをよく分かった上で
ご自身の希望にピッタリな転職サイトを選んで下さいね!
転職と再就職の活動の一般的な流れ
- 希望に沿う求人情報を検索する
- 履歴書と職務経歴書を作成する
- 求人案件の書類選考に応募する
- 想定質問を考えて面接対策する
- 日程の調整の後に面接を受ける
- 雇用主から就職の内定をもらう
- 待遇の条件を交渉により決める
- 勤務のスケジュールを相談する
- 研修の後に実際に稼働し始める
上記の過程でキャリアコンサルタントから客観的なアドバイスをもらえて、面倒な
作業の大部分を代わりに済ませてもらえるメリットがまず大きいです。具体的には
- 求職者は完全に無料で利用できること
- 魅力的な求人情報がとにかく多いこと
- 担当者と細かく希望の条件を相談できること
- 将来的なキャリアに関して助言をくれること
- 登録後に非公開求人の案件に応募できること
- 履歴書と職務経歴書の添削をしてくれること
- 面接の対策として模擬面接をしてくれること
(面接に同行してもらえる場合もあります) - 待遇などの条件の交渉を代行してくれること
- 面接や働き始める日程の相談を代行してもらえること
- 職場の雰囲気などの内情を事前に教えてもらえること
- 以前の職場での退職の手続きを手伝ってもらえること
- 働き始めた後の問題にもサポートをしてもらえること
などのメリットがあります。非公開求人の情報をもらえることや待遇の条件の交渉
を代わりにしてもらえて、職場の実情をある程度事前に伝えてもらえることなどは
特に転職サイトならではの強力なアドバンテージと言えます。他の求職の方法では
これらは不可能なことです。一方で注意しないといけないデメリットもあります。
- 面談や電話とメールに応じる手間がかかること
- 電話とメールの対応をしなければいけないこと
- 専任の担当者がつかずに面倒な場合があること
- 転職の話を強引に進めて急かされたりすること
- 担当者の能力はピンキリで会社や人によること
そこで大手で口コミなどの評価が高くてハイレベルな実績がある転職サイトを選ぶ
ことが重要です。キャリアコンサルタントとの相性もあるので、まずはメジャーな
転職サイトの2~3社に登録して求人情報を豊富にもらって比較して下さい。そして
サービスのシステムや担当者の質などを考慮しながらご自身に合う企業をメインに
して付き合ってサポートを受けながら転職や再就職の活動を成功させる必要があり
ます。定期的に求人案件を伝えてもらって着実に進捗させていく姿勢が大切です。
転職や再就職の方法を色々と比較して評価してみて、当サイトでは本当に信頼して
推せる転職サイトだけを厳選して読者の皆さんに紹介させて頂く方針にしてます。
- 転職支援エージェントサイトを利用する方法
- 人材紹介会社・人材派遣会社を利用する方法
- ハローワーク(職業安定所)を利用する方法
- 薬局・病院・企業などのHPから応募する方法
- 新聞や折り込みの求人広告などを利用する方法
- 個人的なツテ(いわゆるコネ)を利用する方法
- 最寄の薬剤師会で求人情報を得て応募する方法
7個の方法の中で総合的にやはり転職サイトを利用する方法が最も便利と言えます。
転職サイトの人気ランキング TOP3
当サイトでは全ての薬剤師の方達に転職サイトを利用する方法を勧めている訳では
ありません。何故なら転職エージェント以外の方法が以下のようにあるからです。
- ハローワーク(職業安定所)を利用する方法
- 薬局・病院・企業などのHPから応募する方法
- 新聞や折り込みの求人広告などを利用する方法
- 個人的なツテ(いわゆるコネ)を利用する方法
- 最寄の薬剤師会で求人情報を得て応募する方法
でも次のような、明らかに他の方法では実現できない内容の大きなメリットが転職
サイトにはあります。従って転職や再就職を希望されている薬剤師の方達に一つの
選択肢として転職支援サイトを紹介しています。そしてどんな手段にもメリットと
デメリットがあり、転職サイトごとに強い分野と弱い部分が必ず存在します。また
例えば薬剤師の方達から非常に評価が高くて人気な転職エージェントに申し込んだ
としても担当になったキャリアコンサルタントには相性や当たり外れがあります。
- 求職者は完全に無料で利用できること
- 魅力的な求人情報がとにかく多いこと
- 担当者と細かく希望の条件を相談できること
- 将来的なキャリアに関して助言をくれること
- 登録後に非公開求人の案件に応募できること
- 履歴書と職務経歴書の添削をしてくれること
- 面接の対策として模擬面接をしてくれること
(面接に同行してもらえる場合もあります) - 待遇などの条件の交渉を代行してくれること
- 面接や働き始める日程の相談を代行してもらえること
- 職場の雰囲気などの内情を事前に教えてもらえること
- 以前の職場での退職の手続きを手伝ってもらえること
- 働き始めた後の問題にもサポートをしてもらえること
巡り合せの運に恵まれなければ、いくら世間的に評判が良い転職支援サイトでも、
あなた的な評価が高くはなり得ません。転職や再就職を仲介してる企業様の全体的
な口コミでの評価はかなりのところまで調べられます。しかし最終的に相手をする
ことになった担当者の方のスペック(能力)のレベルはピンキリで、人間同士です
ので合う合わないの相性も必ずあります。どうかそのことを最初にきちんとご了承
下さい。ただ転職サイトを利用する際に薬剤師の方達に費用は一切かかりません。
従ってもし違和感があったり納得できないケースでは担当者を代えてもらったり、
もしくは別の評判の良い転職エージェントを試してみれば良いです。折角、無料で
使える便利な方法なので、薬剤師の方達には気軽に登録してみてゆっくりと相談を
されてほしいです。その上で希望通りに転職や再就職の活動を成功させて下さい。
当サイトから多くの薬剤師の方達が登録して下さって、思い通りに転職や再就職を
実現させて皆さんからの満足度が特に高かった転職サイトは以下の3社になります。
何か気になったりするところがある場合には無理にその転職サイトに登録して相談
をする必要はございません。しかし当サイトが長年分析を経てきて、薬剤師として
転職や再就職を希望されている方達に自信をもって推せる転職支援サイトばかりを
紹介してます。上記の3サイトには全て登録して利用されることをオススメします。