ブランクある薬剤師のドラッグストアへの再就職での最強の勉強法
子育てや病気、怪我、事故、事件、災害などの色々な事情の為にブランクの期間が
あってドラッグストアへの再就職を希望されてる薬剤師の方達から復職を目指す際
に知識や経験とスキルの遅れをどのように勉強して克服すれば良いのか?について
当サイトではよく相談して頂いてます。世間的には医薬品の業界のニュースを見て
eラーニング用の教材を使ったり、各地で開催されてる研修会などに行って学習を
すれば良いとまことしやかに言われてます。でもそれで本当に無駄が無くて効率的
で復帰の為の勉強方法としては適切なのでしょうか?遠回りであまり役に立たない
やり方をしてると途中で挫折をしやすくなってしまいます。そこで求職者の方達の
為に様々なケーススタディの結果に基づいて最も効果的な学習の方法を紹介させて
頂きます。就職しようとする時に誰しもが悩んでいることで参考にされて下さい。
ドラッグストアはOTC医薬品のみ扱う店舗と、調剤併設型でOTC医薬品の他に調剤
の業務をしていて医療用医薬品を売ってるお店があります。薬剤師の方達の仕事は
- OTC医薬品だけを扱う
- 医療用医薬品のみ扱う
- OTC医薬品と医療用医薬品の両方を扱う
の3パターンがあります。最近のドラッグストアでは医薬品の他に食品や生活雑貨
などを幅広く販売しています。また店舗によっては24時間の営業で深夜帯に夜勤の
シフトがあったりします。調剤薬局では夜遅くの勤務はあまり無いので、ドラッグ
ストアだと拘束時間が長くて体力的な負担が大きくなり、収入が高めになります。
みんなが言ってましたし、それに時間や労力が制限されている中で復職を
しないとなので、まずは派遣やパートで復帰して慣れていくと良いですね
新しい職場のことを学びながら、やれそうなら正社員を考えてみる感じで
調剤併設型のドラッグストアで医療用医薬品の調剤業務を担当する場合の勉強方法
は調剤薬局に再就職をするケースと同じになり、下記の記事で説明されています。
ブランクの期間の目安とは?
求職者の方達は誰もが『ブランクの期間ってどのくらいの長さのことを意味してる
のですか?』と気にされてます。医療用医薬品を使用して調剤業務をする場合には
2年がブランクの期間の目安のラインになります。薬機法が改定されて調剤報酬と
薬価が2年に1度変更になるからです。しかしドラッグストアで調剤併設型のお店
ではなくてOTC医薬品だけを扱う仕事のケースでは2年間の区切りは関係無いです。
販売をする価格は製薬会社が決めて、定期的な薬価の変更などは特にありません。
従ってドラッグストアで要指導医薬品と一般用医薬品のみを取り扱う業務ではほぼ
ブランクの期間は気にしなくて良いです。例えば空白の期間が2年と5年なら、企業
による査定は当然前者の方が高くなりますが、医療用医薬品を使用する調剤業務と
比較するとあまり関係無い評価になります。つまりブランクの期間がある薬剤師の
方達が再就職しやすいのは一般に調剤業務よりドラッグストアであると言えます。
育児や病気などの理由で休職していた期間がわりと長めでも気にしないで下さい。
ドラッグストアがチェーン展開をして店舗を増やしている状況がある為に
求人が増えていてブランクがあっても確かに再就職しやすくはなってます
ただ登録販売者(旧薬種商)というライバルがいて今後競争にはなります
内定を得るまでの勉強の方法
ドラッグストアで医療用医薬品を扱わずに要指導医薬品と一般用医薬品だけを販売
する仕事をする場合は内定を得る前にそんなに勉強しておくべきことは無いです。
医薬品関係のニュースは以下のサイトで配信されてます。ブランクの期間にどんな
出来事があったのか?をざっくりと知っておく為に便利で軽く見ておいて下さい。
休職する前にドラッグストアで市販薬の販売をしていた経験がある方達はその当時
使ってたOTC医薬品のリストを見て効能・効果や用法・用量、相互作用、副作用、
警告、禁忌などの情報をざっとおさらいしておいて下さい。DSで勤務の経験が無い
方達は医薬品業界のニュースを見ておく感じにして下さい。因みに家庭用医薬品の
情報が詳しく解説されていて便覧やフローチャートとマトリックスが収録してあり
OTCを調べやすいように工夫がされていて便利な教科書は『今日のOTC薬』です。
登録販売者の方達も使ってるので薬剤師の方達には必須のバイブルとなってます。
年度版ではなく3年に1度の間隔で改訂され、必ず手元に置いておくべき1冊です。
ただこの書籍はあくまで辞書的に利用すべきで全てを勉強して丸暗記しようなどと
すると無駄なのでやめて下さい。さらっと最新の情報を見ておく程度で良いです。
内定を得た後での勉強の方法
ドラッグストアで内定を出して頂けて働くことが決まったら、その職場で販売して
いるOTC医薬品のリストをもらって効能・効果や用法・用量、相互作用、副作用、
警告、禁忌などの情報をざっくりと見ておいて下さい。医薬品の添付文書の情報は
下記のサイトで確認できて、『今日のOTC薬』を一緒に使えば分かりやすいです。
新薬は添付文書以外に製薬会社の医療関係者用ページで細かい知識を得られます。
そして入職して稼働を始めたら店舗の日常の業務でよく売れてる一般用医薬品から
優先して添付文書と『今日のOTC薬』を用いてしっかりと知識を身につけていって
下さい。新しい職場で扱ってる家庭用医薬品のリストの内容は全て分かってる状態
にしなければいけません。因みに登録販売者が対応できるのは第2類医薬品と第3類
医薬品だけですが、誰もが上記の添付文書のサイトや『今日のOTC薬』などを利用
して学習してます。薬剤師の方達は要指導医薬品と第1類医薬品を含めて実務の中
で負けないように確かな知識を身につけて下さい。調剤の業務をしないケースでは
この方法で知識を学べば必要十分で、経験とスキルは働きながら習得して下さい。
ドラッグストアで大衆薬の販売だけをする場合にはその店舗で使ってるOTC医薬品
のリストと添付文書に『今日のOTC薬』だけ使って学習すれば良いです。その他に
ブランクの期間がある方達向けに一般に以下の勉強の手段があります。でも新しい
職場で必要になる知識や経験とスキルを直接的に得られないので無駄が多いです。
- eラーニング用の教材
- 各種の研修会や勉強会
- 転職サイトの学習用の
コンテンツやセミナー
逆に大手のドラッグストアのチェーン店では未経験やブランクの期間がある方達の
為に教育と研修の体制が整備されてたりするので、それは大いに活用して下さい。
調剤併設型のドラッグストアでは薬剤師の方達が調剤の業務と売薬の販売の仕事を
兼務するケースがあり、負担が大きくなりますが、下記の方法で学習して下さい。
まとめ
子育てや病気などの事情の為に休職していたブランクの期間が数年間程度あって、
ドラッグストアへの再就職を希望してる薬剤師の方達が稼働を始める前後で具体的
にどのような勉強をすれば良いのか?の方法をお伝えしてきました。知識や経験と
スキルに不安があると相談をされてくる方達は多いですが、入職をする際に学習を
しておくべきなのは基本的に以下の2つだけです。1をざっと見ておいて、2を全て
正確に覚えて下さい。その他に休んでた間に忘れた記憶の復習などは要りません。
- 医薬品の業界で空白の期間に話題になっていたこと
- OTC医薬品リストの医薬品の添付文書レベルの知識
例えばすごい人になるとブランクの期間の前に仕事で使っていた医薬品の知識では
なくて国家試験の教材を見直し始めたりしますが、無駄になるのでやめて下さい。
これからドラッグストアで復職をして働き始めようとしている皆さんに必要なのは
そこでのOTC医薬品リストに関する知識と現場での経験にスキルだけだからです。
たまに分厚い辞書みたいな教材を全て暗記しようとしたり、各地で開催されている
研修会などに通い始めたりする方達がいますが、意味が無いので注意して下さい。
休職していた期間の知識の遅れを取り返す為の勉強の方法について何か質問や相談
などがございましたらいつでもお気軽に下記のフォームから連絡をされて下さい。
それから未経験であったり、ブランクの期間が長くても応募できて魅力的な条件の
非公開求人の案件を多数紹介して頂ける転職支援サイトによるサポートは不可欠と
言えます。休職していた期間が長いと、それだけ不利になりますので例えば復帰の
為にハローワークや最寄りの薬剤師会などで求人情報をご自身で探したりするだけ
では内定を得ることが難しくなります。納得できる条件で長く楽しく働いていける
職場と巡り会って早期に再就職をするには人材紹介企業の支援が絶対に要ります。
いけるかどうか?などに関して気にして心配をされている場合が多いです
手順を間違えないで活動を進めていければ必ず復職できるので大丈夫です