薬剤師が転職や再就職の職場選びでチェックすべき3つのポイント
薬剤師の方達が不安や焦り、怖さなどを抱えながら転職や再就職のための就職活動
をする時に応募先の職場選びで確認すべきポイントを紹介します。ごくごく一般的
で常識と言える内容を含みますが、仕事を探してエントリーして内定を得るまでの
過程で対策をしておくべきことです。ご自身の状況に応じて準備をされて下さい。
目次
転職や再就職の職場選びで注意すべき3つのポイント
まず待遇面での下記の基本的な条件に関して、求職者の方達にとって望むラインを
具体的に整理しておきましょう。新卒での就職活動と違って転職や再就職の場合は
例えば、収入についても当面の内容と中長期的な見通しの両方をもっておく必要が
あります。最初の就活の際にした自己分析の要領で、踏み込んで検討して下さい。
- 担当する仕事の内容
- 稼働する時間(夜勤や残業などを含む)
- 年間での休日の日数(有給休暇を含む)
- 勤務する場所(往復の通勤時間を含む)
- 福利厚生の規定内容
- 産休と育休の条件(男性の場合を含む)
- 給与(月給と賞与に各種の手当てなど)
上記の内容を誰もがまず確認しますが、その他に以下の3点も合せて確認し、その
職場で本当に長く快適に満足して働いていけるかどうかの判断材料にして下さい。
教育やコンプライアンスの体制が整ってること
よくあるのが、具体的な日常の業務の内容の引き継ぎすら充分に無くて苦労をした
というケースです。引き継ぎを含む研修の体制が整備されてないのにいきなり現場
でのポジションに放り込まれて、慣れてる周りと同等の責任を負わされて.. とかに
なると大変です。事前によくチェックをしておいて下さい。また近年は上司や先輩
などからのパワハラやセクハラなどの被害の報告が全国的に増えてます。メディア
で頻繁に取り上げられてるので気になってる方も多いでしょう。そのような状況を
踏まえて、基本的なことですがコンプライアンスへの取り組みの姿勢を働き始める
前に確認しておけると安心できます。何らかの被害にあってからでは遅いのです。
ことで閉鎖的な環境で人間関係の難しさを感じやすくて要注意ですね!
現場の担当者の対応の仕方をしっかり見ること
教育やコンプライアンスの体制のチェックを含めて本命である職場には事前に見学
に行ってみると良いです。その時に迎えてくれた現場の担当者の方の対応の様子を
よく観察してきて下さい。それによって職場での雰囲気を含めて人間関係や風通し
の良さなどがある程度は見えてきます。内定を得る前に確認を忘れないで下さい。
因みに、転職エージェントのキャリアコンサルタントは例えば中小規模の調剤薬局
には見学にすらなかなか来ないという、雇用主側のご意見もありました。従って、
そこで本当に気持ち良く楽しく長く働けそうなのか?を下見するつもりで見学の件
を相談してみて下さい。逆にそれを断るようなら、それが判断の基準になります。
待遇の条件から昇給や昇進の見通しをもつこと
内定を頂いて仕事を始めてみて気になることですが、昇給や昇進の見通しについて
もある程度は考えておいて下さい。これは現場に入ってみないと分かりづらい面が
あります。でも本気でその場所で長く働いていけるか?と考える場面ではモチベー
ションに大きく影響する要素です。転職や再就職を検討して、職場を新たに探して
いる薬剤師の方達にとってはご自身が描いてる将来的なキャリアやライフスタイル
を叶えられる環境かどうか?はとても大きなことです。積極的に確認して下さい。
育児や、家と車のローンなどもあったりして先々の見通しは大切ですね!
まとめ
薬剤師の方達が転職や再就職の活動をする際に、一般的な求人票に書かれてる情報
の他に事前に注意してチェックをしてほしい3つのポイントを紹介してきました。
- 教育とコンプライアンスの体制
- 人事を含む担当者の方達の対応
- 中長期的な昇給や昇進の見通し
薬剤師は独占業務が法律で定められてる国家資格なのでわりと気軽に転職や再就職
ができるイメージがあります。しかしこれらの3つの項目をきちんと確認してから
仕事に就かないと、稼働を始めた後に思わぬトラブルや後悔などを経験することに
なってしまう可能性が高いです。納得した上で働けるように対策をされて下さい。