薬剤師国家試験の受験勉強をこれから始めようとしている
皆さんの為に、
全科目の中で具体的にどのような考え方(判断基準)でい
わゆる「捨て科目」を決めるべきなのか?
について今回はテーマ(話題)として取り上げてお話をし
ていきます。
薬剤師国家試験の受験勉強で「捨て科目」についての合理的な考え方
まず、薬剤師国家試験の受験勉強をしていく過程で、合格
した先輩達が「捨て科目」については
どんな意見や感想を具体的にもっていたのか?からご紹介
します。
捨て科目については、例えば
- 実務科目は予備校の先生に勉強のやり方を相談したけ
れど、イマイチ最後まで得意になれずに放置していた - 理解して覚えて得点力を上げるのに時間がかかる基礎
科目(物理・化学・生物)を部分的に捨てていた - ○●の分野の計算問題は自分的に難しく、解くのに時
間がかかって、そして配点が大きくないので捨てた
等がありました。その他には、多くの人が特定の科目だけ
苦手だったとか、
みんなが共通して捨てる判断をしていた科目等は特に無か
ったです。
そして逆に、皆さんが全員、得意だった科目みたいなのも
特別には無くて、
合格していった先輩達は大体、致命的な不得意科目もなく
て平均的に、総合して全科目を得点していたという印象が
強い
です。ただ、受験生さん達に共通して見られた一つの傾向
として
実務科目については、なんとなくハッキリとした準備のや
り方が分からずに、困っていたケースが多かったです。
そのあたりの受験勉強のノウハウに焦点を当てた記事を、
下記 ↓ のように書いておきました。
で、捨て科目に話を戻しますが、薬剤師国家試験の受験勉
強を始める時に
どうやって「捨て科目」を合理的に選んで決めるか?です
が、一般的には
○△の分野・科目は受験勉強の費用対効果(時間と労力の
得点に対しての効率)が悪いので捨てる
等と、
- 本試験までの残り時間
- 勉強して克服する為の労力的な負担の大きさ
- 本試験で出題される問題数
- 本試験で出題される問題の内容
- 本試験での配点の大きさ
- 現在の自身の学力状況
等を考慮して決めます。
そして、
出題頻度が高くて出題数が多い科目・分野から受験勉強を
優先的にしていくことは合理的
ですが、でも、薬剤師国家試験の内容を分析してみると、
- 物理・化学・生物
- 衛生
- 薬理
- 薬剤
- 病態・薬物治療
- 法規・制度・倫理
- 実務
というように科目数が多くて範囲も広くて、そして足切り
なんかも細かくシビアに設定されている
国家試験であるので、受験勉強を始める時のアドバイスと
しては、やはり
「できるだけギリギリまで粘って、捨て科目はつくらない
方がベターです」
となります。
因みに、足切りの基準点(合格基準点)については2015年
9月30日(水)に突然、
厚生労働省から大幅に変更するよ!と全国に通達がありま
した。
合格基準点がどのように変更されたのか?そして、受験生
としては新しい状況に対して
どう対応すべきなのか?の注意点を ↓ の記事でまとめて
おきました。
勿論、最低限、足切りの基準点を超えられるだけの計算
(得点力の目処)が成り立っている状況下で
残り時間等を考慮して合理的に捨て科目をつくることは悪
いことではないです。
薬剤師国家試験での「捨て科目」については、以上のよう
なことを覚えておいて下さい。
できるだけ捨て科目はつくらない方が勿論、良い訳で、そ
して受験生さんが捨て科目をつくることを
決める時の状況は、例えば直前期である1月や2月等に、
「どうしても残り時間や労力等の面で手が回りそうにない
から、ここの部分(科目や分野等)は仕方がないから捨て
よう…」
みたいな感じで判断することになると想像できます。
精神的に追い込まれていて、受験勉強等で疲れてもいて、
とても苦しい時に決めることになりますよね。
一般には、土壇場になっていてギリギリの心理状態で
- 基礎系科目の計算問題は今からやってもそんなに急には
得点力を上げられないからある程度、見切りをつけよう - 法規・制度・倫理等の暗記系科目は急場でも点数を伸ば
し易いから、最後まで粘って時間をかけて追い込もう - 新傾向問題や時事ネタの問題は予備校から冬期講習でも
らった対策プリントだけに絞って、繰り返し見て覚えて
おこう
等の作戦を判断して決めることになると考えられます。
ご参考までに、薬剤師国家試験での時事的な話題が出され
る問題に対しては、以下の記事の要領で対応して下さい。
- 薬剤師国家試験の受験対策での4種類の時事的な話題の問題への対処方法
- 薬剤師国家試験の時事ネタ問題で要チェックな緊急安全性情報と安全性速報
- 薬剤師国家試験の衛生や法規、制度等で関係する法改正事項の問題の攻略法
それから、直前期等に精一杯、最終調整の努力をしていて、
その時にもし迷いや悩み等が
生じた際には是非、当サイトの編集部へ、いつでも遠慮な
くお気軽にご相談の連絡を頂きたいです。
どんな些細なことであっても大丈夫です。
「こんなこと、聞いてもイイだろうか…?」
なんて考える必要はありません。
ご相談を頂けることで、あなたの現状を助けてあげられる
可能性があって、
その上で、当サイトの編集部にとっては有意義な経験を得
られて、コンテンツの内容を
より進化させていけるメリットが確実にあるので、双方に
とって損になることは一切、何もありません。
ですから、当サイトとしてはいつでも大歓迎なのです。
基本的に48時間以内にはご返信をさせて頂きますし、過去
の受験生さん達の事例
(経験や意見、感想等)を踏まえた上で具体的に、そして
実践的にアドバイスをさせて頂きます。
この記事の内容を最後まで忘れないでいてほしいです。
そして
必ず… 皆さんに合格を手にしてほしい
です。
どうぞ宜しくお願い致します。
ホントは捨て科目ってない方が良いけど、切羽詰まってる土壇場では、考えないとって場合もありますよね
そうですね
特に直前期はギリギリの状況での選択になるので、何か判断に困った場合にはいつでもご相談されて下さい
頑張って下さい
一般の足切りは実質なくなったけど、必須では相変らずあるし、結局は苦手なところをつくらないように勉強していかないとヤバいんだね..
昔はステ科目をつくるとけっこう怖かったけど、今の合格基準点なら、一般とかは割と自由に作戦を立てていけそうだよね
とはいえ、まんべんなく勉強しとくのが一番安全で良いけどね
そうですね
得意科目をつくっておいて、苦手科目をカバーするという発想ではなくて、
特に得意科目はなくても良いから、でも苦手科目をつくらないという考え方が
薬剤師国家試験の受験勉強では大切になります
生薬は深追いしないで過去問を流しておくだけにするとか、そのくらいの緩急は分野によってつけていくつもり
基本的には各位で工夫しないとだよね