薬剤師国家試験に向けての受験勉強の方法論(ノウハウ)
をご紹介している当サイト「やくがくま」には、
「国家試験の勉強を始めたいのですが、オススメの教材を
紹介してもらえませんか?あと、その使い方も一緒に…」
というご質問が毎日のように沢山、届いています。
ご連絡をいつも頂けている皆さまには感謝しています。
皆さん、どうも有り難うございます。
この記事では、薬剤師国家試験を目指す受験勉強の全体の
プロセスでお勧めできる教材を具体的にご紹介します。
特に、
受験勉強にあまり慣れていない薬学生の皆さんにとっては、
各社の教材を色々と比較できる判断基準がご自身の中にま
だ殆ど無い
でしょうから、
まずは教材を選択する為の適切な考え方をお伝えして、そ
の情報に沿って
皆さんがご自身で選択して、購入して頂く流れが良いと当
サイトでは考えました。
第101回以降の薬剤師国家試験への受験勉強でオススメできる教材
薬学生の皆さんは大学から指定された教科書や、国試用の
参考書等を既にある程度はお持ちだと考えられます。
しかし、薬剤師国家試験に向けての受験勉強では、全ての
作業の過程で大別して
- 基礎知識を効率良くインプットできる参考書
- 過去問題の演習の作業に適している問題集
- 数回(2~3回程度)分の模擬試験の問題と解説
の教材が必要になります。これは薬剤師国家試験に限らず
に他の国家試験であったり、
もしくは大学受験等であってもほぼ同じです。勿論、その
他に薬学生の皆さんが大学等を経由して
国家試験用に購入された参考書や教科書等の教材を使用さ
れても問題はありません。
但し、分厚くて長大な参考書等は辞書として使う用途に限
ります。その他には例えば、
薬学ゼミナールの青本であれば、章末問題として載ってい
る過去問題の解説部分を
ちょっと参考にするくらいでしょうか。そして、参考書を
同時に複数冊、使用していても問題は無いです。
基礎知識のインプット用の教材としてお勧めできる参考書は?
受験勉強の最初の段階では、各科目について基本となる知
識をザッとで良いので、
手早くインプットすることが大切になります。この時に受
験生の皆さんにご注意を頂きたいのは、
例えば、各冊子が数百ページもあるような分厚くてスペシ
ャルな参考書を使って通読を始めたりとか、
そういう行動はしてはいけません。基礎の知識を理解して
確認するインプットの段階で、
絶対にやってはいけない勉強方法等は他にもあるのですが、
それについては ↓ の記事で詳しく説明しています。
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編集部の担当者より、先にお断わりをさせて頂きます。
この記事では、薬剤師国家試験に向けての受験勉強で必ず
マストアイテムとなるような教材と、
その使い方を軽めにご紹介することが主な目的です。何故、
その教材でないとダメなのか?の理由や、
教材を使用して受験勉強を進めていく細かい方法論(ノウ
ハウ)については他の沢山の記事で
記載しておきましたので、気になる読者の方は、そちらを
ご参照して頂く流れにさせて頂きます。
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基本となる知識を各科目について、要点だけ、速習的に学
べて、薬剤師国家試験で必要とされる
知識の全体像を手早く掴めるような参考書がこの段階では
ベストな教材となり、その目的に合致していると
当サイトの編集部が考えているのは
薬ゼミの要点集(薬学ゼミナール)
という9分冊になっている教材です。
当サイトの編集部では、他の記事でも何度か申し上げてき
ましたが、サイトを立ち上げようとした
段階で、薬剤師国家試験の受験対策に関係するあらゆる情
報をリサーチして収集しています。
その中で、様々な観点で、過去に元薬学生であった先輩達
の合格体験記や不合格体験記、
意見、感想等を調べています。その調査結果によると、受
験勉強の初めに基礎知識のインプットを
する為の教材としては「薬学ゼミナールの要点集」が最善
であるという結論になっています。
勿論、どんな教材であっても、例えば
- 大きさ
- 重さ
- 書いてある内容
- レイアウト
- 配色の具合い
- 紙質
等の要素があって、使うユーザーさんによって好き嫌いが
分かれて、
相性があって当たり前ですので、例えば、一つだけ対抗馬
を挙げておくと
「薬剤師 新・国試がわかる本 2016(テコム薬学)」
の「要点のまとめ部分」を使って代用することも可能であ
るとの意見がありました。
この段階でとにかく大切なのは、ダメでヤバいやり方をし
ないで、基本となる知識をササッと
インプットして、知識の枝葉の部分ではなくて全体像(ス
キーム)を把握してしまうことです。
従って、その目的に合致している教材であれば、上記の2つ
以外のモノであっても全く構いません。
国家試験用の教材って誰であっても数ヵ月以上とか、長期
間、使うモノですので、
選び方を間違わないで、各位で実際に書店等で手に取って
触ってみて、ご自身にとって相性が
最良であると感じられた教材をご購入されて下さい。
因みに、情報量の多さの比較では
薬ゼミの青本(参考書)> 薬ゼミの要点集 >「国試が分かる本」のまとめ部分
という感じになっています。
次に、演習で使う過去問題集や、模試はどこの業者のを受
験すべきか?等について、↓ の記事で続けてお話をしてい
きます。
やっぱり最初から参考書をずっと読むんじゃなくて、要点集を買うことにしますね
まず参考書の内容が難しすぎて挫折した私はどうすれば…
1留してるし、後がないのに,,,
CBTを越えた後ならばある程度は参考書の内容を自力で理解できると考えられますが、
もし大半の部分の基礎的な説明を理解しづらいと感じている場合には、
予備校で基礎講座のような講義を受けて治療することも一つの方法です
それから、参考書の通読は基本的に危険で、すべきではないです
当サイトの下記の記事などを読んでみて、勉強の方法を見直してもみて下さい
▼ 薬剤師国家試験への対策で最適化された受験勉強の流れ【保存版】
▼ 薬剤師国家試験の受験対策で演習作業の具体的なやり方等の方法論
▼ 薬剤師国家試験の受験勉強で演習時の注意点や会場模試の必要性等
それから、一般には途中で留年したり、卒業延期生になったり、既卒生であったりは珍しくなく、
人それぞれに色んな状況下で事情があって、重荷を抱えながら国試に向けて真摯に頑張っています
だから sakura さんも、今後、諦めないで強い気持ちで取り組んでほしいです
何か分からないことや悩み、困ったことなどがあったらいつでも相談して下さい
頑張って下さい
応援しています
教材って最初は何を買えばいいのか?よく分からないから助かりました (*≧∀≦*)
世間的に評価が高いラインをまずは抑えて、その上で自分に一番合う教材を手にとって、最後まで信じてそれをやり込むことが大切でしょう
そっか.. スムーズに合格するためには、使う教材もある程度、限定されてくるんだね
最近、薬ゼミの出している領域別問題集に1ユニットごとに要点まとめが追加されたのですが、これはどうなんでしょうか?
自分は問題解きながら、この要点まとめを最低限頭に入れておくように覚えています。
(まとめでも足りない時は青本使って調べたりしてますが……)
コメントありがとうございます
演習時に要点のまとめを適宜、参照して知識の確認や補強などをしながら
進めていく方法は問題ありません
各位で調節されながら臨まれて下さい
ただし、演習の各段階に応じて、調べる内容の深さを増し過ぎないように
注意して下さい
詳しくは記事の内容を参照されて下さい
そこを誤ると時間効率(スピード)が犠牲になり、受験勉強の全体が挫折
し易くなります