学費や生活費、就職(キャリア)、時間、労力等の事情で薬
剤師国家試験には薬学生の誰もが1度ですんなりと
合格したいものです。しかし、世の中の現実はそう甘くはな
く、毎回の試験で合格できない人達が必ずいます…。
この記事では、当サイト「やくがくま」の読者の皆さんには
できる限り、どうか全員に合格を掴んでほしい
との気持ちから、合格できない人には一般にどんな理由があ
るのか?を整理してまとめておきます。
主に原因としては6つあるのですが、どれか1つであってもご
自身が当てはまってしまっていたら
今すぐに改善してほしいです。薬剤師国家試験は、必要十分
な準備さえしていれば、誰もが合格できるのですから…。
皆さん、よろしくお願いします。
それでは順に、
「これを薬剤師国家試験に向けての受験勉強
の過程でやると高確率で落ちるよ!」
と言い切れる理由をご紹介していきます。
分厚い教材の通読や、まとめノート作りを始めてしまっているから
実はこれはとても一般的な勉強のやり方ではありますが、国
家試験の受験勉強に限定して言えば、
絶対にやってはいけない勉強の進め方なのです。その理由を
簡単に説明しておくと、
通読やまとめノート作りは一般に誰もがしてそうな作業なの
ですが、
それらは主に知識のインプット作業に該当し、書いてある内
容をちょっとずつ理解はしていけます。
だから受験勉強としては前進にはなっているのですが、でも
その一方でアウトプット(演習)の作業に
なっていないので、延々とこれらの作業をしていても得点力
を上げていけないのです。
それから、薬剤師国家試験の2015年現在の教材は参考書や過
去問題集等で大抵、
9分冊とかになっています。その9分冊もの巨大な分量がある
書籍を端から端まで読んでいったり、
その内容をノートにまとめていこうなんて考えてしまうと、
それが終わるのは一体、いつになるでしょうか‥?
当サイトの担当者はしたことがないですが、ま、おそらく3年
程度は堅いでしょうw
但し、薬剤師国家試験に向けて受験勉強をしていて唯一、
まとめノートを作っても良い用途があるのですが、
そのあたりの事情については ↓ の記事で詳しく記録してあり
ますので、忘れないでいてほしいです。
著しく不得意な科目や分野があって、足切りにかかってしまうから
薬学部の課程が6年制になって新課程の国家試験の出題内容は
大きく変わりました。
当初、こんな風に合格基準点(足切りの基準)が設定されて
いましたね。
- 必須問題 各科目で50%以上、且つ、全体で70%以上の得点
- 一般問題(薬学理論問題・薬学実践問題) 各科目で35%以上の得点
- 薬剤師国家試験の全体で65%以上の得点(345問中225問以上正答で合格)
そして、2015年9月30日(水)には所管官庁である厚生労働省
から合格基準点の変更が全国へ通達されました。
どのような内容に変わったのか?や、受験生として注意して
おくべき点等については ↓ の記事をご参照下さい。
国家試験の場合には、業務独占型の国家資格であると大抵、
科目数が多くて準備をするのも一般に大変なのですが、
それでも、できるだけ突出して得意な科目をつくって、その
得点力を伸ばしていって他の科目の素点をカバーする
とかの発想ではなくて、明らかに不得意な科目や分野をつく
らないで、全体的にまんべんなく得点力を上げていく
ような調整の流れが大切になります。例えば、私立大学の薬
学部の入試では英語と数学、生物、化学くらいで
入学できてしまって、国語や社会とかは捨てていても平気で
したが、国家試験ではそのような受験勉強のやり方は
通用しないということを最初に意識して、不得意科目をつく
らずに全体的に得点力を上げるようにして下さい。
問題文中の選択肢の形式を、上手く利用して解けていないから
2012年の第97回以降、薬剤師国家試験ではおおよそ、5~7個
の選択肢から選ぶ出題形式になっています。
特筆すべきは記述式の設問が皆無で、全てマークシート方式
の選択問題であるという点です。
具体的な問題の内容は以下のようになっています。
- 1問1答で、1個の正答肢を解答する問題
- 2個以上の正答である選択肢を回答する問題
- 組み合せで表示されている選択肢を選ぶ問題
- 臨床の現場で適切かどうか?等を問う問題
- 医療現場で重要かどうか?等を判断する問題
大学入試センター試験等でも同様ですが、マーク式の設問の場
合には、選択肢の形式を最大限に活用して解くべきです。
実例を挙げて説明してみますと、例えば、以下のような問題が
出題されたとします。
—————————————————–
○●について、次の選択肢a~eを読んで、内容が正しい選択肢
の組み合せを1~6から1つ選びなさい。
- a ・・・
- b ・・・・
- c ・・・・・
- d ・・・・・・
- e ・・・・・・・
1(a, b) 2(a, c) 3(a, d) 4(b, c) 5(c, d) 6(c, e)
—————————————————–
さてそれで、例えば、選択肢cの内容は明らかに誤りだと、自身
の知識でハッキリと知っていたとします。
すると、設問の指示は正しい内容の選択肢の組み合せを選ぶこ
となので、
その時点でなんと、2・4・5・6の選択肢を消せてしまって、1
と3の二択にまで絞り込めてしまうことになります。
そこで更に、知識はちょっと曖昧ではあったけど、場面設定的
に選択肢bは間違いっぽいなと判断できたら、
他のa・d・e等の選択肢の内容について、仮に新傾向問題のよ
うな設定であったりして明確には判断できなくても、
結局、選択肢の形を利用して消去法的に簡単に3が正答と導き
出せてしまうのです。
上記の出題例のように、選択肢の内容(形態)を上手く活かし
て正答を導き出していけることを、
スキルとして是非、日々の受験勉強の中で意識して沢山、練習
を重ねていって下さい。
また、模試の問題を解いていたり、演習を自身でしている時に
は、その練習も大切ですが、
既出である過去問題の内容について、知らない知識を減らして
いく努力も勿論、必要です。
消去法的なスキルではなくて、知っている知識だけですんなり
と解けてしまう状況の方が、
受験勉強の準備の方法や、本試験での展開としては、より望ま
しい訳ですからね。
・・・と、けっこう熱めに語ってしまったので、残りの3つの
理由については ↓ の記事で続けて書いていくことにします。
2コくらい、当てはまってた Σ(゚д゚;)ビックリ 直さないと..
シビアな書き方をしていますが、これが薬剤師の国試での現状(現実)です
細かくチェックして覚えておいて、注意してほしいです
まとめのノートを作っているけど、科目ごとの関連を考えた勉強法が必要と思って、頑張っています。
直すべきところは、直さないとですが。
>科目ごとの関連を考えた勉強法
・・・これはとても大切ですね
まとめノートについては、作り方に注意されて下さい
記事中に書いてあるような内容のモノであれば、実効的で
国試の本試験の直前期にきっと力になってくれると考えられます
頑張って下さい
足切りをなめてて100回で失敗したので、苦手科目を克服する為にその後、ずいぶん頑張りました
薬剤師の国試では、やっぱり苦手科目をなくして均一に一定水準以上の得点力を
身につけることが合格への一番の近道ですね
誰しも得意・不得意や、好き・嫌いなどの差が各科目についてあるものですが
この落ちる理由って確かに思い当たるフシがいくつかあります,,,気をつけていきます
特に、いくつか同時に当てはまっていると危険ですw
お気をつけて、頑張って下さいね
けっこう無意識的に今まで当てはまってました… (゚д゚lll)ガーン
気をつけて、直していきます