薬剤師の転職サイトで好条件の求人情報を非公開にする6つの理由
薬剤師の求人情報を専門に紹介する転職サイトではサイト上で公開されている求人
案件と、登録してから見れて紹介してもらえる非公開求人の情報があります。各社
で非公開求人の案件は約8割を占めてます。募集をしたい雇用主が転職支援サイト
に求人情報を掲載する場合には月額で規定の料金を支払う方法と、最終的に内定を
出して入社した段階で転職エージェントサイトに紹介料の名目で報酬を払うやり方
があります。転職支援エージェントサイトや求人案件毎に多少の例外はありますが
主に前者は公開求人で、後者は非公開求人です。求人情報の多くが非公開の扱いに
されている理由について読者の方達から質問を頂きましたので実情を説明します。
目次
多くの求人情報が非公開にされている理由
薬剤師の方達が転職や再就職の活動をするには主に以下のような方法があります。
- 転職支援エージェントサイトを利用する方法
- 人材紹介会社・人材派遣会社を利用する方法
- ハローワーク(職業安定所)を利用する方法
- 薬局・病院・企業などのHPから応募する方法
- 医薬品の卸しの問屋から紹介してもらう方法
- 新聞や折り込みの求人広告などを利用する方法
- 個人的なツテ(いわゆるコネ)を利用する方法
- 最寄の薬剤師会で求人情報を得て応募する方法
ネット上で求人案件を探す際にハローワークや病院などのホームページを見てみる
と分かりますが、公開されてる求人情報から希望する就職先を見つけるのは一般に
難しかったりします。魅力的ですぐに応募しようと思えるような案件にはなかなか
すぐには巡り会えません。実は転職支援エージェントサイトでは待遇の良い条件の
求人の大部分を下記の理由で非公開にしてる背景があります。非公開求人の情報は
ハローワークや求人誌と新聞などの折り込みの求人広告とかでは手に入りません。
をすぐに完璧に即答できるかって聞かれると少し難しいですね..(汗
良い機会なので読者の皆さんと一緒に勉強をさせて頂きます(小声)
理由1 短期間で若干名を採用したいから
企業が転職サイトに求人情報の掲載を依頼すると、普通の流れでは案件を公開する
までに約1ヶ月程度は時間を要します。しかし会社で急な異動や突然の退職などが
生じて至急欠員を補充する必要があるケースでは時間が無く、また計画的な採用で
ないので予算を事前に用意もしてません。従って時間やコストと労力をかけて通常
の手順を経て転職支援サイトで公開求人案件にすることは困難です。また公開求人
にしてもすぐに思うようなスペックの人材が応募してきて採用できるとは限らない
です。一刻を争うような場面ではそのような採用活動のやり方は効率が悪いです。
その一方で転職エージェントサイトに非公開の形で求人を委託すると全ての登録者
の中から条件に合う方を探してもらえて速やかに適切な人材を見つけられる可能性
があります。つまり時間と費用に手間を節約して無駄なく採用活動を行なえます。
欠員の募集では雇用主が希望するキャリアを備えている若干名の人材をタイミング
良く採用したい事情があります。公開よりも非公開の求人の方が都合が良いです。
なってる事例が多かったのですが、ようやくその理由が分かりました!
理由2 競合する他社に秘密にしたいから
新規の事業への参入や新しいサービスの開発などの極秘なプロジェクトを始動する
ために能力や経験があって即戦力として活躍できる人材を企業が求めている場合が
あります。そのような時に公開求人の形で人材を募集してしまうと、秘密にしたい
プロジェクトの存在が競合するライバルの会社や関係する取引先とマスコミなどに
洩れてしまいます。薬剤師の業界なら例えば、実はブラックな環境で人の出入りが
激しい職場で、その実情を内密にして求人を出したいケースがあります。その他に
管理薬剤師などの管理職の募集を内緒でしたい場合などもあります。企業や役職に
よって利害関係の要因が様々に生じるので非公開求人の方法はニーズが高いです。
転職を思い立った経緯があり、なかなか周囲には言い出せませんでした!
事業の内容を公にしないでキャリアやスキルが高い優秀な人材を確保でき、求職者
にとっても自身を最大限に活かせる環境と巡り会え、両者にメリットがあります。
経験が豊富で優秀な人材を見つけてほしいという依頼があったりします
そんな案件は絶対に公開求人にはできなくて、内々で急いで探しますね
理由3 名前を出して募集したくないから
大手であったり有名な企業が公開求人の形で募集をかけると、知名度と人気が高い
ので応募者が殺到する事態が普通に起こります。数百人以上とかのレベルで求職者
が実際に集まってきてしまいます。その人達の全てに対して書類選考や面接などを
実施してると人事担当者の方にとっては膨大な激務となります。そこで転職サイト
に非公開求人として委託して、事前に条件などを細かく伝えて応募者にフィルター
をかけてもらって減らすようにします。上記のように非公開求人で採用する人数は
最終的には数名程度なので公開をしない扱いにすることで会社側の負担を軽減して
効率的でスムーズに選考を進めることができます。そして非公開での求人は給与や
ポストと勤務時間に休日数などの条件面で待遇が良くて質が高い傾向があります。
従って非公開でもすぐに採用が決まりやすく時間やコストと労力を節約できます。
お願いされて誤って公開求人にして数千名の応募がきたことがありました
上司や同僚に助けてもらってなんとか乗り切れましたが壮絶でした(滝汗
理由4 身内の社員に知られたくないから
公開求人の形で好条件で募集をしてる事実を企業で働いている社員に知られたら、
その人達はどのような感情を抱くでしょうか?ちょっと考えてみて下さい。多くは
悔しいと思われて嫉妬されたりしてスタッフの方達の前向きな労働意欲を削ぐ結果
になる可能性が高いです。また例えば管理薬剤師などの管理職や会社の役員クラス
の求人を公開の状態にすると社内でどんな影響が生じるでしょうか?マネジメント
層の人材が近いうちに辞めるために欠員の募集をかけてる可能性があると想像して
- もしかしたら会社が倒産する予兆では?
- これから分社化する計画があるのでは?
- 左遷やリストラ等の辞令が出るのでは?
- 努力をしても昇進できなくなるのでは?
などと心配されて憶測を呼ぶことになってしまいます。その結果として社員の間で
さい疑心や不信感などが芽生えて不必要に波風が立ちます。通常の業務にも支障を
来すようになります。余計な騒動を避けるために、待遇の良い条件での求人情報は
公開でなく非公開の案件として転職支援サイトに依頼する必要があると言えます。
みんなが疑心暗鬼になり仕事が手につかなくなったりして大変なんですよ
理由5 低いコストで慎重に探したいから
転職サイトや求人誌と新聞などに公開の形で求人広告を出すには月額で固定の費用
がかかります。そしてコストをかけて募集したとしても短期間で思うような人材が
すぐに見つかるとは限りません。いつまで経っても採用する価値がある応募が無い
なんてこともよくあります。その一方で転職支援サイトで非公開求人を利用すると
採用になって入社した時点で紹介料を払えば良い条件になります。つまりサイトに
登録している人達の中から応募者を選考しながら、経験や能力があって是非ほしい
と思えるような人材が現れるまでじっくりと慎重に採用活動を行なえます。企業の
人事担当者にとってはコストを抑えて良い結果が得られてメリットが大きいです。
理由6 公開すると紹介料が入らないから
月額で規定の料金を払って公開求人にしてる案件ではなくて、採用が決まって入社
した場合にだけ雇用主側が紹介料を支払う成功報酬型の求人案件では非公開にして
おかないとまずい理由があります。もしその情報を公開の状態にしておくと誰でも
ネット上で簡単に閲覧できてしまい、転職エージェントサイトを通さずに直接応募
ができてしまいます。すると転職支援エージェントサイト側として利益が入らなく
なってしまいます。因みに紹介料は一般に年収の30%前後とされています。例えば
年収650万円の管理薬剤師の求人情報で30%の成功報酬だとすると195万円となり
転職サイトを運営している会社にとっては大きな収益となります。従って、求職者
である薬剤師の方達が直接ご自身で応募するのが可能な状況にしておくと仲介料が
得られなくなります。業者を通さないと情報を入手できず、応募ができないように
しておく必要があることになります。このような内情は生々しいお金のお話になる
ので転職支援サイトの担当者の方達は当然に伏せておいて明かしてはくれません。
しかし薬剤師の転職や再就職を支援する業界においては常識的なことであり、今後
活動を開始する予定の皆さんには基礎的な知識として知っておいて頂きたいです。
でも企業にとっては死活問題であり、切実な事情があるのです
転職サイトでの非公開求人情報の利用方法
薬剤師の転職や再就職の活動をサポートする転職サイトは主に15社前後あります。
各社で求人情報の約8割が非公開の扱いになってます。つまり求職者である薬剤師
の方達が公開求人の案件だけを検索してエントリーしていると、ほんのごく一部の
求人情報にしかアクセスできていないことになります。非公開求人の募集は収入を
含めて待遇の諸々の条件が良い内容になってます。従って、公開求人の案件だけで
転職や再就職の活動をしていると大きな機会損失となっていて、年収などの条件が
悪化してしまう可能性が高くなると言えます。例えば『なかなか内定がもらえずに
困ってる』や『希望の条件に合う求人が少ない』などと感じていらっしゃる方達は
まず非公開求人の情報をメインにして探して挑戦してみるべきです。またご自身の
イメージに近くて納得して働けそうな就職先を見つけるためには、最初はとにかく
できる範囲でより多くの情報を集めてみる努力が大切です。手持ちの案件が少ない
と、それだけ選択肢や比較できる対象が多くなくて不利になってしまうからです。
そして雇用主である会社によっては1社の転職サイトとだけ独占的に仲介の契約を
締結してる場合があります。大手や有名な企業などではこのようなケースがあり、
1社の転職支援サイトでしかその求人案件を扱えないのでレアな存在となります。
以上のような経緯があるために、独占求人の情報を含めて転職や再就職の活動での
選択肢をできるだけ増やしたい目的がある際には複数の転職エージェントサイトに
登録すべきです。登録すると担当のキャリアコンサルタントが決まって、薬剤師の
皆さんに連絡がきて色々と相談を進めていくことになります。でも活動の最初から
最後まで求職者の方達は全て無料でサービスを利用でき、相性などを考慮して途中
で交流するのを中止することも自由にできます。ですから活動を始めていく段階で
最初は2~3社に試しに登録して、本音でゆっくり相談することをオススメします。
まとめ
薬剤師の転職や再就職の活動を支援するための転職サイトでは募集をかける雇用主
と仲介をする紹介業者、そして求職者の皆さんの三者にとってそれぞれにメリット
が多くて無駄なく効率的に採用活動を進行させられるので大半の情報を非公開求人
として伝えてる内情があります。各社の転職支援サイトで所持してる非公開求人の
案件数は異なりますし、企業によっては1社の紹介会社とだけ独占的に契約してる
ケースがあります。従って求職者の皆さんにおかれましては活動を始める時に複数
の転職エージェントサイトに登録して、できる範囲で広く情報を集めてみることが
重要になります。弊サイトにおいて過去10年間で多くの読者の方達が登録をされて
採用となり、特に満足度が高いと評価されてきた業者様の人気ランキングは以下の
ようになります。待遇の良い非公開求人の案件を探して内定を手にされて下さい。
非公開求人を中心に紹介してもらって積極的にキャリアコンサルタントと
相談しながら検討してお話を進めていく姿勢で取り組むようにして下さい
下記のサイトはスペックが高くて評判が良く、登録して損はないですよ!
因みに、非公開求人の数が多く、待遇の条件が良くて質が高いと評価されてる転職
支援エージェントサイトとしてマイナビ薬剤師の他にリクナビ薬剤師があります。