薬剤師国家試験の受験勉強で演習時の注意点や会場模試の必要性等



薬剤師国家試験の受験対策では、基本的な知識を覚えるこ
とを終えてから

演習の作業を何周か経るべきですが、その際に意識してお
くべき注意点や、

演習と同時にやれると良いこと等があります。その他に、
模擬試験(模試)の必要性や

具体的な活用の方法等についても、この記事では受験勉強
の方法論(ノウハウ)の一環として触れておきます。

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 Phase2~5 で回数別過去問を回して演習する時に心がけるべき3つの作業

ここまでで、基本の知識を勉強して、その後に演習を繰り
返す受験対策の流れについて説明してきました。

年度別過去問を回して演習経験を増やしていく段階では、
以下のことを常に意識しながら取り組んで下さい。

  1. 基礎知識を身につけていく(但し、丸暗記ではなくて、できる
    だけ他の科目・分野の内容と関連づけて、繋がりを重視しながら
    (知識のネットワーク化を図りながら)理解して覚える)
  2. 1の知識をどう使えば、実際の問題がスムーズに解けるの
    か?を演習しながら理解していく

    (これは要は、問題を解く為の知識 を得ることになります)
  3. 過去問題や模擬試験の問題等で自力で正答を導けるように、
    1と2を用いて練習して演習経験を増やす

これらのことを実践して、各科目で得点力のバランスに注
意しつつ、足切りの点数を超えて

全体で合格基準点以上の素点を取れるレベルまで得点力を
上げていくべく、最終調整をしていくことになります。

ところで、第101回の国家試験から新たに合格基準点の設
定が行なわれましたが、

その内容や、制度的な変更を受けての受験生としての注意
点等については、↓ の記事で語っておきました。

   

 Phase2~5 で演習と同時にできると良い作業の内容は?

上でも少し書いていますが、

演習を始めてからも、できれば知識のインプット(確認と
暗記等)の作業を続けられると良い

です。具体的には、

  • 「薬ゼミの要点集」等で各科目・分野の要点を繰り返し暗
    記しておくこと
  • 模試の問題を解いて、肢別吟味をしながら解説の確認をす
    ることで弱点部分の分析をして、補強していくこと

等のことができると良いですね。

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「肢別吟味」の要領や、何故それが大切なのか?等につい
ては ↓ の記事でお話しています。

   

 問題を解く時に日付(日時)を横に一緒に書いておくと便利です

これはちょっと小ネタになりますが、過去問題集を使って
演習していて、

2~3周目に、自力で解いて間違った問題や、また再び確認
をすべきと感じた問題等には

皆さん、チェックの印等を付けておきますよね。その時に、
リチェックすべき

問題には一緒に日付を書き込んでおくと、演習の作業をし
ながら、以前に解いてからどのくらい

その問題を解いていないか?確認していないか?時間がど
のくらい経過したのか?が分かって

復習をする時に目安になって便利です。

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例えば、

「この問題は過去に2回、間違っていて、2か月前に演習し
ただけだから、直前期に今、もう一度復習しておこう」

とかって感じに、その日時の記載を利用できます。

   

 国家試験の受験勉強で蛍光ペンのマーキングを巧く取り入れる方法

これも小ネタになりますが、赤色や黄色、青色等の蛍光ペ
ンを使ってマーキングをどのようにすると

学習効率が上がるのか?という話題について書いてある記
事を以前に薬クラ界隈でたまたま見かけたので、

当サイトでもちょっとだけ書いておきます。編集部の担当
者間でも軽く話をふってみましたが、

「マーキングのやり方とかノウハウを一般化して多くの人
に伝えるのは、そもそも無理なんじゃね?」

という結論になりましたw 

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ま、少し想像すれば当たり前の結果なのですが、ご自身に
とって知識を増やす時や演習をする時等に、効果的な

色ペンの使い方なんてのは人の数だけ、好きなやり方が普
通に存在するようなことなので、当サイトとしては

分かり易くて、覚え易く、忘れにくくなるような色ペン
の使い方を、皆さん各位で工夫してみて下さい

とだけ、書いておきますw 難関とされるような国家試験
を目指している時って、

常に残り時間を気にして、時間に追われて精神的に追い詰
められている感じなので、そんな色遣いとかを

細かく気にしているゆとりはなかった… というように、
当サイトの編集部の担当者は皆、申しておりました。

   

 模擬試験を会場で受験することが最低でも2~3回は必要である理由とは?

ご参考までに、予備校の模擬試験を受験すると分厚い立派
な解説の冊子をもらえますが、模試の問題は

  • 本試験の予想問題
  • 新傾向問題用の対策資料
  • 新薬や、新しい治療法等の問題への準備データ

等になり、国家試験の前に最低でも2~3回、できれば自宅
等ではなくて会場受験をしておくことをお勧めします。

因みに、

  • 従来は出題されていない、新傾向の問題
  • 新しい医薬品についての問題
  • 新しくて話題になっている治療方法の問題

等についての攻略方法はどうすべきなのか?は ↓ の記事で
ノウハウを具体的に記述しておきました。

それから何故、模試は会場模試を受けておくべきなのか?
について、読者の皆さんはどう思うでしょうか。

少し、考えてみてほしいです。

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その理由は、具体的には次のようになります。

  • 本試験に似たレベルの環境的な重圧を事前に経験できて、
    場慣れの目的で練習できるから
  • 時間配分や問題を解いていく順序、何かトラブルが起こっ
    た時にどう対処するか?等の本試験用の作戦(戦略)を実
    際に試して調整できるから

当サイト「やくがくま」編集部の担当者でも経験があるの
ですが、難関とされている国家試験の受験で、

模試と本番では、同じような問題に回答をするのでも、
1問1問の “重さ” が全然、体感的に違っていて、

例えば、模擬試験では軽くポンポンと解答してマークして
いけるんだけど、

本試験では場合によってはかなりの重圧を感じているので、
慎重になり過ぎてしまって

最後の方で時間が足りなくなったとか、怖くて軽快にどん
どんマークしていけなくて

結局、実力があまり出せなくて合格できなかったとか、そ
のような事例だって実際には多くあるのです。

だからこそ、本番に最も近いシミュレーション(実践的な
練習の場)として

模擬試験は是非、数回(2~3回程度)で充分ですので、会
場模試を受けておくことをオススメします。

   

 これは是非とも、知っておきたい!回数別過去問の有効な活用方法とは?

これは少し余談的な話題になりますが、回数別過去問の解
説部分には、

設問の内容と関係する関連知識や要点等がまとめて書いて
ある場合があって、

それらをついでに理解してしっかり分かっておくと応用力
を培っていけることになります。

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長い解説だったりすると読むのが辛い… 等と感じる場合も
あるとは思えますが、

楽しみながら周辺の知識を吸収しておくという感じで、読
み物的に読了して、覚えておけると有益ですね。

   

 受験勉強の全体の流れはいつまでに何をどうすべき?ペースメイキングの例

この記事では薬剤師国家試験に向けての受験勉強の方法論
(やり方)について

全体的にどうすべきか?を説明してきましたが、その基本
的な流れを理解した上で、

その次には

そのノウハウを活用していつまでに、何を、
どうすべきなのか?

という問題に直面することになります。

という訳で、特に現役の薬学生の方達が本試験までにどの
ようなペースメイキングをしながら

受験勉強を無理なく進めていくべきなのか?については、
↓ の記事で具体的に目安をご紹介してあります。

   

 何かご意見や、分からないこと等がもしありましたら…

以上、薬剤師国家試験の受験対策で必要になる勉強のノウ
ハウについて

3記事分もスペースを割いて大容量でお届けしてきました
が、その中で

  • 「○Xについては、どうなるの?どうすればイイ?」
  • 「△■については、私はちょっと違う意見なんだけど…」

等の分からないことがあったり、ご意見やご感想等があり
ましたら、

何でも結構ですので、下記のフォームから是非、ご連絡を
下さい。お待ちしています。

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もしかしたら、皆さんのご意見を活かして、コンテンツの
内容を

より強力な方法論に進化させていけるかも?という嬉しい
可能性もあり得ます。

そんな出来事を楽しみにして、期待しています。
皆さんどうぞ、よろしくお願いします。

薬剤師国家試験 受験対策 教育サイト やくがくま 受験勉強 質問 意見 感想 お問い合せ フォーム 著者・管理人 宛て お気軽にどうぞ いつでも 常時

                       















8件のコメント

  • アバター 匿名

    100回国家試験に落ち、予備校を通っている者です。普段の予備校のテストでは8割から9割とれていますが、◯ゼミさんの模擬試験で点数が伸びなく悩んでいます。
    どうしたらいいかわかりません。

    • コメントありがとうございます

      頑張っていらっしゃるのですね

      模試の成績はカルテを見て、いつもどこが原因で全体の素点が伸び悩んでいるのか?を冷静に検討してみて下さい

      合格ラインを普通に超えている箇所と、そうでない部分が必ず混在している筈です

      そして、残り時間で いつ・何を・どうやったら 全体の点数が一番伸びそうなのか?を考えて、その最終調整のメニューを着実に実行して下さい

      全体のバランスを意識して、悲観はせずに、残り時間で勉強に臨んで下さい

      頑張って下さい

  • アバター つねっぴ

    回数別過去問の使い方に、こんなにノウハウがあるなんて、知りませんでした。参考になりました

  • アバター 芙美

    マーキングは最初から沢山してた(汗
    後からでよかったのね

    • 誰しもミスや反省などは日常で常にあります

      適切なやり方を知って、行動を改善していければ大丈夫です

      頑張って下さい

  • アバター TAKA

    そう、各科目で基本的な知識を手に入れた後に、自分で過去問が解けるようになるまでの間にけっこう壁があるって経験上、感じてました

    それは、「問題を解くための知識」がなかったからなんですね

    すごく納得できました ( ˘ω˘ )

    • そうですね

      「問題を解くための知識」は一般に「解法パターン」とも言い替えられますが、

      意識してこれを培っていくと、模試などでの得点力も短期間で上げ易くなっていきます

      頑張って下さい

  • アバター かなえ

    そう,, いつ頃までに何をどうすべきなのか?って目安が分からなくて、
    大学の先生にも予備校でも質問したんだけど曖昧な答えしかもらえなくて…
    ずっと困ってたんです (´・_・`)
    明確な答えをありがとうございます!